「諸国古城之図」は、東北地方から九州に及ぶ177か所の城郭図を集めたもの。
軍学に熱心であった広島浅野家7代重晟が明和3年(1766年)に調整させた図面です。もともと天和
3年(1693年)に成立したと考えられている原図を書き写したもので、彩色で周辺地形や曲輪寸法、付
記が書き込まれています。
これに収められる「播磨 平井山」には、「三木方入馬モ落卜云」、「別所小八郎退口ニ討死ノ場 此杼
ニ母衣カヽリテ落馬ニテト云」など平井山合戦にまつわる記述があり、「竹中半兵衛塚」も見えます。
27.7cm×40.2cm
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